知床観光船事故について、運行会社・社長の桂田精一(かつらだせいいち)氏の記者会見が行われました。
事故の焦点の1つとして、「最終的に出航させたのは船長の豊田徳幸(とよだのりゆき)さんの判断か、社長の判断か」があります。
また、豊田徳幸さんは、船長としての経験が浅く、正確な判断が出来なかったのかもしれない、という声もあります。
ここでは、豊田徳幸さんの経歴と家族についてまとめていきます。
豊田徳幸さんの経歴を調査「素直で優しい性格が仇になったか」
豊田徳幸さんの経歴やプロフィールを調査しました。
豊田徳幸さんのFacebookを調べたところ、出身地や出身中学・高校・その後の仕事について記載されていました。
豊田徳幸さんのFacebookを調査「人命より利益を優先の会社社長の命令か」知床遊覧船事故
豊田徳幸さんのプロフィール
桂田精一社長は、豊田徳幸さんについて、他のベテラン船長から「センスがある」と評価されたことで、採用後すぐに船長にしたと言っています。
しかし、本来は、採用後の約3年間は、甲板員としてベテラン船長につき訓練する必要があるそうです。
確かに、豊田徳幸さんは、前職の日本水陸両用車協会で水上ドライバーの経験があるので、全くの初心者に比べると操縦の技術はあったかと思われます。
実際に、豊田徳幸さんは、長崎県島原市の観光ツアーで有明海を走る水陸両用車のドライバーを勤めており、経験は積んでいる印象です。
しかし、長崎の海とオホーツクの海は全く違うもので、オホーツクの海は長崎の海のように急に時化たときに逃げ込む港や島陰もなく、厳しい状態になりがちということで、長崎での経験は、全く役に立たなかっただろう、という声がありました。
豊田徳幸さんは、「無茶をする人ではなかった」とありますが、知識や経験がないと、無茶をしていることにも気づかなかった可能性もあります。
豊田徳幸さんは、2013年から水上バスなどのドライバーの経験はしていますが、豊田徳幸さん出身の埼玉県は海がありません。
生まれた時から海を知っている、地元のベテラン船長に比べたら、海の性質を知り尽くしているとは言いがたいでしょう。
また、知床遊覧船社長の桂田精一の話では、事故当日は荒天が予想されていたが、海を見ても問題ない、天気予報を見ても問題ないので出航を決めた、としています。
海のことも船のことも知らない桂田精一社長と、オホーツク海で急に時化たときの怖さを予想できない豊田徳幸さんが、荒天が予想されているにもかかわらず、何の根拠もなく、「海をみても問題ない」「天気予報も問題ない」という理由だけで、出航を決めたということになります。
また、桂田精一社長は、「お客さまからも、一番このような先端まで来て、ちょとでも走ってほしいという要望があった」と話しています。
確かに、観光船が中止となると、旅行者としては、「せっかくここまで来たのに」「観光船に乗るのを目的で来たのに」と残念がる声もあるでしょう。
豊田徳幸さんの「お客さんを喜ばせてあげたい」という優しさが、仇になったかもしれません。
鈴木智也さんのインスタを調査「船上プロポーズ計画のために出航させたか」知床遊覧船事故
中には「どうして走らせないんだ」と怒り出したり、わがままを言うお客さんもいるかもしれませんが、、客に何を言われようとやはり安全確認が一番優先させるべきです。
出航を判断したことについては、桂田精一社長は、「今となっては、判断的には間違ったのかなと感じております」などと、なにか人ごとのような雰囲気で話していました。
豊田徳幸さんが、荒天が予想されているのに出航したのは、経験が浅いためオホーツクの海の時化の怖さを知らず、なんとかなる、と思っていたからなのか、本当は怖いと思っていたけれど社長に逆らえず出航したのか、お客さんを喜ばせたいという優しさからなのか、今となっては、知るよしもありません。
豊田徳幸さんの家族を調査「妻と子供は埼玉県戸田市か」
豊田徳幸さんの家族を調査しました。
豊田徳幸さんは、単身で北海道に来て働いていた、と報道されていますが、妻と子供がいるかは公表されていません。
豊田徳幸さんのFacebookには「埼玉県戸田市在住」とあります。豊田徳幸さんは、こまめにFacebookを利用しているようなので、住所欄にも現在の地名に変更されてもおかしくありません。
豊田徳幸さんに妻と子どもがいるとしたら、Facebookに書かれている埼玉県戸田市に住んでいる可能性があります。
埼玉県戸田市には、豊田徳幸さんのご両親や兄弟、昔からの友人がいると思われます。きっと今頃は、豊田徳幸さんがこのような形で毎日報道されるのを見て、嘆き悲しんでいることでしょう。
豊田徳幸さんの家族については引き続き調査していきます。
知床遊覧船・社長の桂田精一(かつらだせいいち)氏の記者会見が、なんとも歯切れが悪いものでした。
豊田徳幸さんの船長としての責任は大きいですが、死人に口なしとばかりに、豊田徳幸さんだけに責任を押しつけて終わりにせず、しっかりと事実確認を示してほしいものです。
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