広島市西区死亡の5歳児は小河内保育園と特定か「土曜日の少人体制の悲劇か」

事件

4月16日、広島市西区小河内町の保育園で行方不明になった5歳男児が、付近の太田川放水路で死亡が確認されました。

男児が通っていたとされる小河内保育園、事件の経緯などを調査しました。

死亡した広島市西区5歳児は小河内保育園か

広島市西区の保育園で行方不明になった5歳男児は、近くにある川でよこたわっているのが発見されました。

通報を受けた警察が探したところ、広島市西区小河内町2丁目の太田川放水路で倒れているのが発見され、病院に運ばれましたが、1時間後に死亡が確認されました。

住宅の近くに太田川放水路があるのがわかります。住民にとってはなじみのある川のようです。

死亡した5歳男児が見つかったとされる川岸の周辺です。植物が生え茂っています。

当日、川の水は引いていたそうですが、浅いところでも溺れる危険は十分にあります。

5歳児が自分から保育園を出て歩いたとしたら、それほど長い距離を歩けるものではないと推測し、広島市西区小河内町2丁目にある保育園を探してみました。

広島市西区小河内町2丁目にある保育園を検索したところ、「小河内保育園」がヒットしました。

広島市西区小河内町には他にも保育園はあるかもしれませんが、広島市西区小河内町2丁目にある保育園は、小河内保育園だけのようです。

既にネット上でも「小河内保育園」というワードが生まれていました。

しかし、実際に保育園名は公表されておらず、これはあくまでも「広島市西区小河内町2丁目にある保育園は、小河内保育園だから、そうなのではないか」という推測の域を超えていませんので、現在の段階では特定したとはいえない状況です。

おそらく今頃は、保育園や周辺でも警察の事情聴取などがあると思うので、地域の人達は、保育園の名前も、死亡した5歳児が誰なのかはわかっていることでしょう。

保育園で死亡した事故は最近もありました。

昨年の7月に、福岡にある保育園の園長らが、亡くなった園児含む7人が乗った送迎バスが保育園に到着後、園児全員が降車したことを確認せずに、園児1人を残して鍵をかけて立ち去り、取り残された園児が熱中症で死亡させた事件がありました。

この事件は、明らかに人為的ミスですが、今回の事件も「なぜ園児が保育園をでてしまったことを保育園側が気づかなかったのか」と、保育園側の過失があるのではないか、という見方もあります。

しかし、どれだけ注意しても、起きてしまうミスはありますし、まして相手が子どもなら大人が予期しない行動をすることもあるので、一概に保育園側を責めることが出来ないでしょう。

子どもを預かることは、命を預かることでもあるので、大きなリスクが伴う、ということです。

広島市西区5歳児死亡なぜ「目を離した隙に脱走か」

広島市西区で死亡した5歳児はどうやって保育園を出てしまい、行方不明になったのでしょう。

脱走したのではないか、という声が多くあります。

しかし、5歳児が簡単に脱走できるものなのでしょうか。

小河内保育園の周りには柵のようなものはあるかと思いますが、セキュリティががっちりしているかどうかは不明です。

死亡した5歳児の保育園が、小河内保育園と同じようである場合、5歳児が脱走することは可能のように見えます。

保育園は子どもの命を預かる場所なので、園児たちの安全は必須です。

一般的には、どこの保育園でも、門は二重ロックをかけたり、不審者対応などいろいろな対策をしているはずです。

事件のあった日は土曜日なので、保育園の職員は少なくなります。

保育園には月齢の小さい子もいるので、職員は小さい子たちに意識を向けて、5歳児である園児から目を離していたかもしれません。

または、土曜保育で半日保育でお迎えしている隙に出てしまったのではないか、との声もあります。

しかし、5歳児という年齢は、言葉も発達し意思疎通もでき、やっていいことと悪いことの区別がつく年齢です。勝手に脱走してしまった、ということには違和感を感じます。

5歳で脱走したとすると「園児本人にも何か大きな問題があったのではないか」という声もあります。

確かに園児が多動症だった場合は、じっとしていられず脱走してしまった、ということも考えられますが、そういう心配のある園児は、なおさら職員が目を離さずにいることでしょう。

やはり、土曜日で保育園の人手が足りないなか、目を離した隙に園児が脱走してしまった、ということになるのでしょうか。

1日も早く真相解明して欲しいと思います。

広島市西区5歳児死亡「保護者の危機管理が甘かったせいか」:追記

その後の調べで、死亡した男児は、行方不明になるまで保育園の園庭で遊んでいたと報じられました。警察は、園の門に鍵がかかっていたか、付近の防犯カメラなどから、男児が外に出た経緯などを調べています。

送迎の保護者がきっちり施錠せずに出入りし、門が開けっぱなしのことがよくある。

危機管理能力の低い親がいるのは確か

施錠しない親がかなりの人数いる。自動施錠が確実だけど、開け閉めの多い施設やコストの面で無理なのか。

発達障害が多いのか、園を脱走する園児は一定数いる

保護者の中には、門の施錠をしない人がかなり多いと言うことです。そして、やはり保育園を脱走する子は現実に多いようです。

ここの保育園では施錠がしっかりされていたのでしょうか。

もし、施錠がされていたかったとしたら、親たちの危機管理の低さが今回の事故をまねいたといえます。

施錠がしっかりしていれば、園児が出ようとしても出られずにいて、今回のような事故にはつながらなかったかもしれません。

まだ、原因や経緯は判明されていませんが、今回の事件のような痛ましい事件が二度と起こらぬよう保育園などの危機管理の見直しをしっかりとしてもらいたいと思います。

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